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25歳のマリナーズNo.8プロスペクト 〜 Matt Festa

マシュー(マット)・フェスタ(RHP)※リンク先はBaseball-Reference.com

1993年3月生まれ

2016年ドラフト7巡目全体207位

イーストストラウズバーグ大学ペンシルベニア校~マリナーズ

R/R 6'2" 195lb

MLB公式チーム内ランク8位

ツール評価

Fastball: 55 | Curveball: 50 | Slider: 55 | Changeup: 50 | Control: 50 | Overall: 45

(2018年10月現在)

f:id:baseballlll:20181017104414j:image

(MLB.comより)

 

前回の記事の続きです。

マリナーズのプロスペクトオブザイヤーの投手編です。

以下、意訳含む引用です。

 

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ニューヨーク・スタテン島出身、25歳のマット・フェスタは、今季マリナーズで8試合に出場、8・1/3イニングを投げERA2.16の成績を残しました。

今シーズンは大部分でAAアーカンソーのクローザーを務め、44試合に登板し5勝2敗、ERA2.76、20セーブを挙げています。


フェスタはセプテンバー・コールアップで昇格すると最初の6登板で5・2/3イニングを投げ、ERA1.59と活躍し、サーバイス監督にその存在を印象付けました。


サーバイス監督曰く『彼は何も恐れることなくストライクゾーンに投げ込み、打者を打ち取る。常に有利なカウントを作っているね。変化球の中ではスライダーが特に良い。』

『どんな若い選手もそうであるように、しばらくの間は試行錯誤するだろうけど、それがいいと思う。彼はメジャーでより多くの経験と進歩を続けていると思うし、もっとよくなるだろう。彼は本物だからね。その姿勢が好きだよ、攻撃的だ。』


フェスタはマリナーズで多くのものを吸収していたと語っています。

『僕はあらゆる経験と機会から学んだんだ。最大の収穫は、2ストライクからが大切だと分かったこと。打者のレベルが高いから、遊び球には反応しない。カウントを有利にするのは効果的だけど、2ストライクからは更に良くなる必要があるんだ。』

 


フェスタは2016年、イーストストラウズバーグ大学ペンシルベニア校からドラフト7巡目でマリナーズに指名されました。

昨年は1A+モデストのリリーフに配置され、アリゾナ秋季リーグにも出場し、今年はマリナーズの春季キャンプに招待されています。

残念ながら臀部の負傷により離脱してしまいましたが、最終的には今年中にメジャーでプレーすることが出来ました。


『去年の終わりに、自分ではこれ以上ないくらい良いシーズンを送れたと思ったんだ。秋季リーグに参加して、それからシアトルに来れたんだから今年は去年よりさらに良いってことになったね。』

『何から何まで素晴らしいよ。春はメジャーのキャンプに招待されたのにその姿をみんなに見せられなかったから、9月にメジャーの舞台に来ることができたのは最高だ!』

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マリナーズは今季、手薄な先発陣をブルペンでカバーしており、僅差の試合を勝つことが多くありました。特にクローザーのエドウィン・ディアスは57セーブ、奪三振率15.22、WHIP0.79という圧倒的な成績を叩き出し、レギュラーシーズンを貯金16で終えたチームのMVPといえる大活躍を見せました。シーズン途中にレイズから加入し主に8回を任されたアレックス・コロメも安定した成績を残しています。

今オフにリリーフ陣ではデビッド・フェルプス、ザック・デューク、アダム・ウォーレンがFAとなるマリナーズ。フェスタのETAは2018となっており、年齢も25歳と最早メジャー定着はノルマとも呼べる状況になっています。マイナーの層が薄く、FAでの動きもここ最近は活発ではないので、先発の補強についてあまり希望が持てないチーム状況では来季もリリーフ陣への期待が大きくなりそうです。そんな中で頭角を現し、ディアス・コロメに続く存在となれるか、来季はフェスタにとって勝負の1年となることは間違いなさそうです。

 

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